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ぴんくのねずみです☆
今日は
『ワイン列車』のお話です!
ワイントレインでアメリカのワインの聖地ナパバレーをめぐる旅#10
こちらの記事の続きです。
Hyatt House Vacaville
ホテルで軽く朝食。こちらのホテルはオーダーしたらオムレツを焼いてくれるというサービス付きでした(もちろん無料!!)。この価格帯のホテルにしては珍しい、充実したホスピタリティです。
その後ホテルをチェックアウト、車を走らせNapa方面へ向かいます。正面に見えるのは岩山のような形をした雲です。ナパバレーはアメリカのワインの産地としてで有名ですが、このあたりだけ朝深い霧に覆われている様子を見て、やはり特別な土地なんだなぁと感じました。
さて、今回のカリフォルニアの旅のメインイベントは、ナパでワイン列車に乗ることです。ワイン列車ツアーにはいくつかコースがあり、我々が選んだのは6時間の最長コース(Legacy Experience)です。ワイナリーが両サイドに立ち並ぶエリアを一番奥まで行って折り返してくるというものでした。
Napa Valley Wine Train
集合場所へやってきました。
Napa Valley Wine Train
出発までこちらのロビーで待機します。女性はドレス、男性は遊び心アリの正装の方が多く、こういう場所のTPOを学ぶいい機会にもなりました。我々より遠くから来てるゲストもたくさんいて、ロビーの土産物店にはワインを安全に持って帰れるキャリーケースの販売もありました。(中にはイングランドから来たという方も!)
出発時間になったので、みなで電車に乗り込みます。
こちらが我々の車両。
卓上にはウエルカムドリンク(スパークリング、たぶんCHANDON BY THE BAY?!)と線路沿いにあるワイナリーの地図がセットされていました。
料理は前菜、メイン、デザートのコースになっていて、メインとデザートは3種から一つ選べるようになっています。列車が出発するとすぐにサーバー兼ガイドの方が、ひとりひとりメニューの確認に来てくれました。
前菜と最初のワイン飲み比べ
ウエルカムドリンクを楽しんでいると、前菜が運ばれてきました。サラダがとても新鮮で、この先のコース料理への期待も高まる、満足度の高い一皿でした。
その後ウェルカムドリンクを飲み干すか飲み干さないかのタイミングで、一つ目の停留所に停車。お隣のグループはおかわりして2杯ペロっと飲んでいました。最初のストップは、Welcome to Napa Valley Signのある目の前です。
皆で後方のオープンカーへ移動、下車せず列車の上で一回目のティスティングタイムです。ワイン列車の名前を背負ったプレミアムワインとのことです。アメリカは屋外ではアルコールが飲めない場所が多いのですが、あくまでも列車内だからOKということなのでしょう!
おじさまおばさまがテンションあげあげで踊っていました。
こちらでは、シャルドネ、メルロー、カルベネを順に試飲します。飲み切ったら次を注いでくれるスタイルでした。どれも非常に美味でした。普段飲まないいいワインの香りでした。
ちなみにテイスティングと言いつつ、ほぼ普通の一杯の量を注いでくれます。結構急いで飲まないと、次のワインに進んでしまうので注意が必要です。
メインディッシュでワインのフライト注文
ガイドさんの説明を聞きながらの試飲を終え、自分の席に戻ります。出発するとすぐにメインメニューが運ばれてきました。列車内のキッチンで作ったとは思えないクオリティ。盛り付けも非常に美しいので、料理の仕上げのための停車でもあったのかもしれません。
我々はステーキとサーモンを選択しました。
メニュー表の下のほうに「チップもかねて、料理に合わせて飲み物をオーダーしてくれたら嬉しい」というようなことが書いてあったので、ワインのフライトを一種いただきました。
一番右の赤ワインGRGICH HILLS CABERNET SAUVIGNONが非常に美味しかったです。
その後2つめの停車場所が近づいてきたので、慌ててメイン料理を食べ終えました。
ところで、今後このツアーに参加する方には「料理は急ぎ目で食べること」をおすすめしたいです。結構キツキツの旅程になっています。
Charles Krug Winery
こちらでは列車を降りて、まずはブドウ畑の見学、その後建物内へ移動してからティスティングがありました。
Charles Krug Winery
季節は9月の上旬レイバーデイ。ちょうど収穫の時期なので、ぶどうがしっかりと実っています!
こちらではシャルドネ、マルベック、カベルネ主体のブレンドの3種を楽しみました。ここは普通のテイスティングの量でした。
2019 Family Researve Generationsはとてもいい感じにブレンドされているようで、とても美味しかったです。
給水として、Charles Krug Winery印の少しオシャレな天然水を配ってくれました。すでにワインを6杯分くらい飲んでいるので、ほろ酔いを通り越している感じです。
置いていかれないように列車に戻りましょう!
スナックタイム
列車に戻るとスナックタイム。
ラスクが運ばれてきました。一緒にロゼワインを注文してみました。
しかしこれが大誤算!次のストップはかなり近かったようで、大慌てでラスクを食べることに。。。ロゼワインも半分ほどしか飲めずでした!!
何度も言いますが、ワイン列車では結構急ぎ目でお食事を終わらせる必要があるようです!
V. Sattui Winery
ラスクを食べ終え、この日最後の停車場所にやってきました。
V. Sattui Winery
こちらのブドウはひとつ前に見学したブドウ畑に比べ幹が太くしっかりしていて違う品種のように見えました。
こちらではワイン3種とポートワインをいただきました。こちらのワイナリーのワインは、全体的に上等かつ上品な印象を受けました。ひとつ前に訪れたCharles Krug Wineryのワインよりも好みの味でした。
そして、ここのテイスティングも時間との闘いでした!すでに酔っぱらっている状態ですが、4杯(量は少し)を短い時間で嗜む必要がありました。
テイスティングを含めて、発車まで15分程度の自由時間がありました。我々はお土産ものコーナーでティラミスをGET。
他のゲストはさらに追加で飲み比べを行い、購入するワインを慎重に選定しているようでした。
確かにここのワイナリーは非常にレベルが高く、味も香りも抜群だったので、もしワイン列車でお土産を買うのであればここのワイナリーが良い気がしました。(時間との戦いですが!)
デザート
列車に戻るとサプライズが!
先ほど飲み切れなかったロゼワインをしっかりと冷蔵庫で保存してくれていて、問題なく続きを楽しむことができました!
そしてこの後デザートが来るというのに早速ティラミスを実食。甘さ控えめで美味しかったです。
コースのデザートは、ブリュレとラバケーキとソルベの中から選べました。ねず夫はブリュレ、私はラバケーキをいただきました。
コーヒー紅茶はサービスでした。エスプレッソ系はないようでした。
まとめ
我々の乗ったThe Legacy Experienceというコースは、10時15分発の6時間のワイン列車です。
➡公式HPはこちら
前菜、メイン、おやつ、デザートの4つの料理のコースに、ウエルカムスパークリング、食後のコーヒー紅茶がついています。メイン以降の料理にはワインのペアリングはなく、追加で注文をする必要がありますが、メインの時にフライトを追加注文して、その後はお水でもよいのかもしれないです。
出てくるワインは、最初のスパークリングとオープンカーで飲む3種のワインがしっかりとした量です。メイン料理を食べた後に、Charles Krugワイナリーで3種類のテイスティングがあり、おやつを食べて、V. Sattuiワイナリーで4種類のテイスティング、そしてデザートという流れです。
ほぼ休憩する暇もないくらい、ずっと食べて飲んでいる感じです。6時間は長いかなと思っていましたが、一瞬でした!
注意点は、ごはんもテイスティングも、一つ一つのコマの時間は短いので、結構急ぎ目で食べたり飲んだりしないと間に合わないということです。われわれの食事のスピードが遅いということもありますが、もし乗られる方は気を付けてください!
ちなみに、水は飲み放題で、減ったらサーバーの方がどんどん足してくれるので、ペットボトルのお水を持っていく必要はないかもしれません。Charles Krugでボトルの水ももらえます。
トイレも食堂車専用のものが2つついているので、特に行列もなくいつでも好きな時に利用できます。
スタート前は6時間と聞いて「長いなぁ」と思っていましたが、実際乗ってみると盛沢山すぎてあっという間の6時間でした。料理とワインは大満足の質と量(ただし、どれも時間との闘いになります!)。
まさか在米中にこんな貴重な経験ができるなんて、思ってもいませんでした。かなりの大出費ではありましたが、こんな楽しい旅行を計画してくれたねず夫には感謝感謝です。
つづく~
➡ワイントレインでアメリカのワインの聖地ナパバレーをめぐる旅の記事一覧