ぴんくのねずみです☆
今日は
『民権博物館』のお話です!
アメリカ南部のロードトリップ回想の旅:第2弾#2
こちらの記事の続きです。
無料朝食をいただいたのち、ホテルをチェックアウト。やはりハイアットプレイスの朝食はかなり満足度が高いです。
Birmingham Civil Rights Institute
その後コロンバスを出発、アラバマ州の最大都市バーミンガムへ向けて車を走らせました。途中、2年前に滞在したタスカルーサという町を通り、大行列にもかかわらず、ちょっと残念な味だったイタリアンレストランのことを懐かしく思い出しました。
そしてバーミンガムに到着し、やってきたのはこちらの博物館。
ここではアメリカにおける黒人差別の歴史についての資料が多数展示されています。
AAAの会員証を提示すると、10%の割引になります。
Birmingham Civil Rights Institute
メンフィスにあるミュージアムよりは小型ですが、バーミンガム(アラバマ州全体として)も黒人差別が激しかった土地なので、目を背けたくなるような悲しい写真がたくさんありました。
この博物館の隣には当時黒人専用として使われていた教会(16th Street Baptist Church)がありますが、1960年代にテロにあい多数の被害者が出たそうです。
水飲み場やバスの席、学校など、当時あらゆるものが白人用と黒人用で分けられていました。
中でも私の印象に強く残ったのは、白人の子供の教室の壁にはアメリカの初代大統領ワシントンの肖像画、黒人の子供の教室の壁には奴隷解放宣言を行ったリンカーンの肖像画が飾られていたことです。
数年前、Black Lives Matterの運動が激しくなる中で、アメリカで人気のパンケーキの素のパッケージから、130年もの間イメージキャラクターを務めた黒人女性ジェミマおばさんのプリントがなくなりました。
企業側の主張としては「人種差別のステレオタイプとなりうるから」とのことでしたが、もしジェミマおばさんが白人だったなら…今でもパッケージから消えることはなかったのではないかと思うと複雑な気持ちです。
アメリカ南部に住むことがなければ、ここまで詳しく知ることもなかっただろう、アメリカの人種差別の歴史。メンフィスのミュージアムと合わせて行ければ、いっそう知識を深められる思います。
Gus’s Hot Dogs
博物館を出て、近くのローカルホットドック屋さんにやってきました。
Gus’s Hot Dogs
注文の列が店の外まで続くくらいの人気店です。
我々はホットドック2本とチップス、コーラのコンボにしました。これで10ドルなのでアメリカにしては非常にリーズナブルな価格です。
ホットドックにはたっぷりのチリがかかっていて手と口の周りがベトベトになるのは避けられませんが、おかわりしたいくらいとても美味しかったです。
ではお腹を満たし、次の目的地へ向かいます!!
つづく~