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ぴんくのねずみです☆
今日は
『夫のアメリカ留学のため私たち夫婦が渡米前、渡米後にしたこと』のお話です!
私たち夫婦は、かなりスムーズに日本の生活からアメリカの生活に移行できたと思っています。
それは、日本にいた時から多くの人の助けがあって、また、こちらに来てからもたくさんの方にサポートしていただいたおかげです。
感謝。
これから留学や仕事で渡米する方、そしてその家族に、少しでも有益な情報になればと思います。
ちなみに夫ポスドク(J1ビザ)、妻(J2ビザ)です。
2019年の記録なので、部分的には古い情報もあるかもしれません。最新の情報も併せてチェックしてください☆
日本でやってきたこと
日本非居住者になっても使える銀行の開設
一般的に、留学等で長期に日本から離れる場合には、住民票をぬいて、非居住者になります。手続きをしない人もいるようですが、それによるペナルティなどがあるのかどうかはよくわかりません。
ぴんねず家では、事前に住民票をぬいて出国することにしました。
そこで問題になるのが、銀行や証券会社の多くは、日本非居住者に対してはサービスを行っていない、ということです。
そのため、事前に日本非居住者になっても合法的に使える銀行を用意しておくのが良いのではないかという話になりました。
我々は、
①プレスティア銀行(SMBC信託銀行PRESTIA)
②ソニー銀行
の2つの口座をあらかじめ作りました。
あらかじめPINなどの設定が必要なので、渡米前に使える状態にしておく方が良いと思います。
国際送金のできる準備 (Wise)
次に重要なことは、円➡ドルに変換する国際送金の準備です。
主要銀行も国際送金は行っていますが、手数料やオンラインで完結する簡単手続きのことを考えると、Wise一択と思っています。
2019年にわれわれが口座を開設した時は、PINなどの設定が必要だったので、日本にいるうちに、これも口座を開設し、テストしておくのもよいかもしれません。
こちらの紹介リンクから申し込みをしてもらえると嬉しいです☆
NHK解約手続き
年間契約している場合、残りの期間の支払金を戻してくれます。電話での対応可能です。
引っ越し業者探し(ヤマト留学宅急便)
いろいろな会社が海外への引っ越しのサービスを行っています。
我々の移動先はアメリカ南部のあまり有名ではない地域でしたので、過去の先輩方が使用されて実績のあるヤマト留学宅急便を利用しました。
使用する段ボールは強度の高いものを利用する必要があります。
ビザ申請(J1/J2)
ねず夫はポスドクとしての研究留学だったため、J-1ビザとなります。帯同する妻ぴんねずはJ-2ビザとなります。
就職先からDS-2019が送られてきますので、そちらに書いてあるプログラム番号を利用して、ネットでI-160の申請書を記入し、その後アメリカ大使館での面接を予約することになります。
アメリカのアパートの仮契約
こちらは日本から申請することが可能です。
ただし、基本的にはアメリカでアパートを契約する場合、SSNやクレジットヒストリー、銀行口座、給料証明などが必要となることが多いようです。
SSNは渡米後に取得する日本でいうマイナンバーです。
クレジットヒストリーは日本の履歴は無効なので、初期は0(信用なし!)という状態になります。
銀行口座開設には基本的には住所やSSNが必要となります。
つまり、渡米後にアパート契約する際に、ちょっと謎のループに陥る可能性があるということになります。ただ、渡米直後に契約できるようなところは、結局渡米前でも契約ができる可能性があります。特に知り合いからの紹介などがあればよりスムーズでしょう。
われわれは先輩の仲介で日本で契約を済ませており、渡米2日目に入居ができました!さきほどの引っ越しの荷物や、↓の車購入の搬入先なども、事前に住所・電話番号があれば非常にスムーズに事が進みます。
ただし、クレジットヒストリーがないので、高額の契約金が必要になります。(あとで返してくれます)
車購入・保険加入手続き
われわれは渡米前にこちらも契約を済ませました。
車両購入➡ジャパンオートサービス
保険➡大和証券を通してトラベラーズ(ジャパンオートサービスが提供)
どちらも日本語で対応してくれ、非常にスムーズに手続きを行うことができました。渡米3日目には車がアパートに届き、レンタカーを借りることなく引っ越し完了し、非常によかったです。
他の州はどうかわかりませんが、Memphisは無保険者が多いので、無保険車からの事故に対するカバーを忘れないようにしたほうが良いです。
非常に便利ですが、下記の電話(HanaCell)と同様、値段としてはやや高い買い物となってしまいます。我々は電話も自動車保険も、最初は日本で契約できるものを利用しましたが、渡米後にどちらも現地のもの険に切り替えています。
アメリカで使うiPhone購入・携帯電話SIM手続きと日本で使っていたスマホの休止手続き準備
こちらも日本にいる間に手続きが可能です。日本にいる間にアメリカの電話番号を手に入れておくと、渡米した瞬間から利用することができます。特にネットも気兼ねなく使えるという点では非常に便利でした。
UNIVERSAL Mobileなど、いくつか日本で手続きができるサービスがあるようです。我々はHanaCellで契約しましたが、今は現地のAT&Tに切り替えています。
とりあえずSIMフリーの端末があればなんとかなります。
※ちなみに、現在、このホームページからUNIVERSAL Mobileのプランを契約された方、
もしくはクーポンコード(pink.nez)と入力された方には、
SIMプラン申込時の初期費用割引
(SIMカード代$10、送料$10、アクティベーション費用$35が無料)
となる特典があります!
国際免許取得手続き
これは非常に重要です。1日でできます。
非居住者手続き
前年度の住民税を出国前に支払う必要があり、出国後にその年のそれまでの収入に対する所得税を支払う必要があります。
コストコの会員登録
日本のほうが年会費がかなり安いですが、アメリカのCostcoでガソリンを購入するには一手間必要となります。
アメリカに渡米してからしたこと
アパートの本契約
これは仮契約がすんでいればすぐに終了します。カギをもらってそのまま入居できます。
電気ガス水道契約
きちんと契約しないといきなり電気ガスが止められる事態になり、そこから慌てて対応しても数日間はストップのままという痛い目にあいます。
われわれより少し前に同じ地域に渡米された方が、ネットで契約したところ、SSNがないため本契約になっておらず、突然電気ガスを止められるという事態になったそうです。
(しかも復旧はすぐにしてくれない!!)
われわれは、ネットではなく、直接電気会社の受付に行って、本契約をすませました。ここでもSSNがないので、契約金を多めに払う必要がありました。
アメリカの銀行開設
SSNがなくても開設は可能です。アメリカでの住所の証明にも使えるので最初にやりたいことの一つ。ただし、SSNを取得したら登録しに行く必要があります。
前述のとおり、住所がないと難しいかもしれません。
日本で開設できるアメリカの銀行もあるようですが、我々が住む地域に支店がある銀行で、日本に本帰国してからも使えるBank of Americaを我々は選びました。
なぜかクレジットヒストリーがないのに、いきなりクレジットカードが作れました。(準備が必要です。下記項目参照)
アメリカ発行のクレジットカード申し込み
アメリカはクレジットカード大国です。クレジットカードを申し込むと様々な特典をゲットできて、お得に生活することが可能になります。
ただし、渡米初期はクレジットヒストリーがないので、基本的にはクレジットカードを発行できません。発行できるのは以下の3パターンかと思われます。
①SSNをゲットして半年から1年、デビットカードでクレジットヒストリーを積み重ねていく
②JAL/ANAのアメリカカードを発行する
③Amexに直接連絡し、日本のAmexカードをアメリカのAmexカードに切り替える
我々は③を行いました。切り替えるというより、日本のクレジットヒストリーを参照してくれて、アメリカ発行のAmexカードを発行してくれるという流れになります。プロパーカードで、日本でのクレジットヒストリーがある程度ないとダメなので、渡米が計画的にできる場合は事前に準備しておきましょう。半年から1年、クレジットカードが作れないというのは、特典という意味でかなり損をすると思います。
インターネット契約
これも簡単で住所の証明にもなるので早めにやりたいことの一つ。
テレビはつけなくてもNetflixなどで十分なので、口車にのせられてテレビパックにする必要はないと思います。ただし、NBAとかMLBなどの専用チャンネルをたくさん見たいという方はパックの方が安いと思います。
車受け取り・車両登録・運転免許取得
車の受け取りは、あらかじめ住所が判明していれば非常にスムーズと思われます。
車両登録は近くのDMVに行って行います。それまでは紙の仮ナンバープレートになります。そこで自動車税を支払ってナンバープレートをもらいます。
運転免許は、最初は国際免許を使用しますが、身分証明にも使えるのでSSNが取得できたらすぐに取得しに行きましょう。筆記試験は日本語がありますので、おすすめです(テネシー州)。J-2ビザの身分証明に、英語でもかかれた結婚証明書が非常に便利でした!
運転免許取得の流れ、過去問はこちら(テネシー州)
更新も似たような手続きが必要になります。
在留届の提出・選挙人登録
海外に3か月以上滞在する人は、在留届というものを提出する必要があるようです。われわれは知らず、1年後に登録しましたが、オンラインで簡単に登録可能で、管轄の大使館(領事館)から日本語で、安全情報や地域の情報が送られてくるので非常にありがたいです。
在留届が提出されていると、日本の選挙にも参加することができるようになります。そのためには、在外選挙人登録というものを済ませる必要があります。われわれの住むメンフィスには領事館がないので、最も近いナシュビルにある領事館で手続きをする必要がありました。
J-2ビザ保持者のSSNとEAD(労働許可証)取得
J-2ビザでは基本的にSSNがありません。そのため、銀行口座開設などでやや難しいこともあるかもしれません。SSNは、EADという労働許可証を取得すると、自動的に発行されます。さらに、EADを取得すると現地で就職することが可能になります。ぴんねずは、勇気を出してEADを取得し、現在は近くの日本料理店でSUSHIシェフとしてパートで働いています。
単身赴任でない場合は、帯同者の生活も重要となります。家族で協力してよい生活を送っていきましょう!
アメリカ株購入用、証券口座開設
せっかくアメリカに来たのであれば、アメリカの株を購入してみるのもよい機会だと思います。アメリカの証券口座でアメリカ株を取引すると、当然ですがドルで直接取引でき、1株単位(場合によてはそれ以下)で購入することが可能になります。アメリカ株は配当金が多いので、非常におすすめです。
我々は、日本に帰ってからも継続使用可能な証券口座、FIRSTRADEという証券会社を使っています。
ぴんねずも、EADを取得して働き始めて株を始めました!
トイレにウォシュレット取り付け
日本のトイレは快適です。特に一度ウォシュレットに慣れてしまうとなかなかウォシュレットなしの生活には戻れません。
アメリカでもウォシュレットは売っています。自力で交換することもそんなに難しくはないので、長期に滞在する場合は考慮してもよいかもしれません。